十一章 〔時〕の支配力


第十一章【〔時〕の支配力】




maitreya uvaca
caramah sad-visesanam
aneko 'samyutah sada
paramanuh sa vijneyo
nrnam aikya-bhramo yatah
11-1





マイトレーヤは述べられり
「ここに存在する物の 究極的きゅうきょくてきな本質は
極微ごくみ(パラマーヌ parama-anu)と称す 微粒子びりゅうし
なれど多くの人々は 物を固体と思いこみ
その実質を知らぬなり



sata eva padarthasya
svarupavasthitasya yat
kaivalyam parama-mahan
aviseso nirantarah
11-2




多様な形 顕現し 種々に変じる物質は
必滅のごと見ゆるなり 然れどもその本質は
永遠にして不変なり 宇宙が破滅した時も
同じ形で存続し 唯一無二にて偉大なる
パラマ マハーン(parama-mahân)と称されり



evam kalo 'py anumitah
sauksmye sthaulye ca sattama
samsthana-bhuktya bhagavan
avyakto vyakta-bhug vibhuh
11-3




全能の御主みす 至上主は 〔時〕の定めを熟慮され
巨大なものと極小ごくしょうの 時の経過を顕わして
物質界に〔時〕という 限りあるもの 示されり





131

十一章 〔時〕の支配力


sa kalah paramanur vai
yo bhunkte paramanutam
sato 'visesa-bhug yas tu
sa kalah paramo mahan
11-4




極微ごくみ(パラマーヌ parama-anu)と呼ばる微粒子の
存在の場(パラマーヌターム)を太陽が 過ぎる瞬時は最小値
集大成(創造から破壊迄)を通り過ぐ 最大にして最長の
〔時〕をパラーダ(ブラフマー神の一生の半分)と称されり





anur dvau paramanu syat
trasarenus trayah smrtah
jalarka-rasmy-avagatah
kham evanupatann agat
11-5




極微ごくみ(パラマーヌ)が二つり合うて
一つのアヌ(anu)となるように アヌのみっつが合わさると
トラサレーヌ(微塵=みじん trasarenu)を形成す
トラサレーヌは太陽が とばり通してむと
天空に向け舞い上がり 飛ぶがごとくに見ゆるなり





trasarenu-trikam bhunkte
yah kalah sa trutih smrtah
sata-bhagas tu vedhah syat
tais tribhis tu lavah smrtah
11-6




トラサレーヌ(微塵)ぶんを 太陽が通過するその〔時〕を
トウルティと称すなり
百の微塵みじん(トラサレーヌ)を太陽が 過ぎ行く〔時〕をヴェーダとし
ヴェーダをみっつ通過する 〔時〕をラヴァと呼ばるなり





132

十一章 〔時〕の支配力


nimesas tri-lavo jneya
amnatas te trayah ksanah
ksanan panca viduh kastham
laghu ta dasa panca ca
11-7




三つのラヴァが集まりて ニメーシャという〔時〕となり
それら(ニメーシャ)みっつ合わされば
クシャナ(刹那)とう名の〔時〕となる
クシャナが五つ集まると カーシュターとの名で呼ばれ
カーシュターらが十五なら ラグという名の〔時〕となる




laghuni vai samamnata
dasa panca ca nadiha
te dve muhurtah praharah
sad yamah sapta va nrnam
11-8




十五のラグが集まると ナーディカー(30分)と称される
ナーディカーが二となると 六十分(ムフールタ=正確には48分)の時の量
ナーディカーの六個分ろっこぶん(~7個=180分~210分)
その集まりはブラハラ(又はヤーマ)と 名付けられたる三時間
人間の昼十二時間(又は夜の12時間) その四分しぶんいち(3時間)に相当す




dvadasardha-palonmanam
caturbhis catur-angulaih
svarna-masaih krta-cchidram
yavat prastha jala-plutam
11-9




一プラスタの容量で むっつのパラの重さ(約94グラム)持つ
銅で造らる容器いれものに 四マーシャーの重さ(約4グラム)にて
四アングラ(4本の指の幅)の長さなる 金の針にて穴穿うが
そを水面に浮かべると
やがて穴より水が(1プラスタの) 遂には底に沈むらん
それに要する時のを ナーディカー(約30分)と称すなり


133

十一章 〔時〕の支配力


yamas catvaras catvaro
martyanam ahani ubhe
paksah panca-dasahani
suklah krsnas ca manada
11-10




人間界の昼と夜 その両方に四つずつ(昼又は夜の12時間÷4個=3時間)
ヤーマ(又はブラハラ=3時間)と言える区分けあり
おおヴィドゥラよそのほかに
パクシャと呼ばる区分けあり そは月の満つ半月(15日)
月が欠け行く半月(15日)の 白(明)と黒(暗)との区分けなり




tayoh samuccayo masah
pitrnam tad ahar-nisam
dvau tav rtuh sad ayanam
daksinam cottaram divi
11-11




その半月(パクシャ)が寄り合えば(2つ) 人間界の一か月(マーサ)
そしてピトリ(祖霊)の世界では 昼と夜(1日)とに相当す
マーサ(1か月)が二つ合わさると リトゥ(2か月)と呼ばれ 六つなば
アヤナ(6か月)と言いて太陽が 北(冬)と南(夏)へ行く期間

人類の1か月はピトリの1日






ayane cahani prahur
vatsaro dvadasa smrtah
samvatsara-satam nrnam
paramayur nirupitam
11-12




マーサ(1か月)が十二(12か月) そしてまた
アヤナ(6か月)が二つ合わさると そは一年(12か月)呼称こしょうされ
その一年は神々の 一昼夜いっちゅうやとて教えらる
そしてこの世の人々の 寿命は百と言わるなり

人類の1年は神々の1日



134

十一章 〔時〕の支配力


graharksa-tara-cakra-sthah
paramanv-adina jagat
samvatsaravasanena
paryety animiso vibhuh
11-13




永久とわに輝く至上主は 天体に〔時〕きざまんと
みずから光る恒星こうせい(太陽)と 光をうけて自転じてんする
惑星群を置かれたり しかりて地球ほしが恒星を
一年ひととせかけてめぐるよう 公転こうてん軌道みちつけられり
極微ごくみ(パラマーヌ)の界も又しかり 核のまわりを回るなり




samvatsarah parivatsara
ida-vatsara eva ca
anuvatsaro vatsaras ca
viduraivam prabhasyate
11-14




この天空の星々の 公転こうてんによる周期しゅうきには
サンヴァトサラやパリヴァトサラ
更にはイダーヴァトサラや
アヌヴァトサラや ヴァトサラと
おおヴィドゥラよ 斯くのごと 五種の呼び名が付けられる

恒星周期・会合周期・交点周期・近点周期・回帰周期




yah srjya-saktim urudhocchvasayan sva-saktya
pumso 'bhramaya divi dhavati bhuta-bhedah
kalakhyaya gunamayam kratubhir vitanvams
tasmai balim harata vatsara-pancahaya
11-15




主は御自身のシャクティで すべてを被造ひぞうなさるなり
この公転こうてん五周期ごしゅうきも 寸毫すんごうの狂いなく 〔時〕で支配をされ給う
三グナにより造られし 肉体を持つ人間は このたぐいなき至上主に
供犠くぎを行じて崇敬すうけいし げて(人類全てで)ご奉仕捧ぐべし」




135

十一章 〔時〕の支配力


vidura uvaca
pitr-deva-manusyanam
ayuh param idam smrtam
paresam gatim acaksva
ye syuh kalpad bahir vidah
11-16





ヴィドゥラは斯く述べしなり
「尊師よ吾は今ここに 神々 祖霊 人類の
寿命につきて学びたり 請い願わくば更に尚
三つの界の外に住み カルパを超えて生きられる
最高級の方々の 寿命につきて語られよ






bhagavan veda kalasya
gatim bhagavato nanu
visvam vicaksate dhira
yoga-raddhena caksusa
11-17




マイトレーヤ聖仙よ 根本原主 至上主の
〔時〕の叡智の全貌ぜんぼうを 尊師はとくと知らるらん
御師を始め聖者らは ヨーガの道をよくおさ
与えられたる通力つうりきで すべてを知覚ちかくされるゆえ」




maitreya uvaca
krtam treta dvaparam ca
kalis ceti catur-yugam
divyair dvadasabhir varsaih
savadhanam nirupitam
11-18





マイトレーヤは語られり
「クリタ トレーター ドヴァーパラ
カリと呼ばれる四ユガ(432万年)
天上界の神々の 十二年じゅうふたとせ(12年)になることが
慎重につ丁寧に 調べて確認されにけり

人間の432万年=神々の12年、従って神々の1年は人間の約360年であり、
  神々の1日は人間の1年である。(3-11-12参照)


136

十一章 〔時〕の支配力


catvari trini dve caikam
krtadisu yatha-kramam
sankhyatani sahasrani
dvi-gunani satani ca
11-19




クリタユガ期は四千年 トレーターユガは三千年
ドヴァーパラ期は二千年 カリのユガ期は一千年
更にはユガの前後には 移行期と呼ぶ期がありて
(前続期=サンディヤーと後続期=サンディヤーアンシャ)
クリタは四千しせん八百年(4800年) 三千みせん六百(3600年)トレーター
二千四百にせんしひゃく(2400年)はドヴァーパラ カリ期は千と二百年(1200年)
四つのユガ(1マハユガ)は総計で 一万二千の神年しんねん(人間年は432万年)
連綿れんめんとして続くなり



sandhya-sandhyamsayor antar
yah kalah sata-sankhyayoh
tam evahur yugam taj jna
yatra dharmo vidhiyate
11-20




移行期である前続期(サンディヤー)
そして同じく後続期(サンディヤーアンシャ)
数百年の〔時〕を持つ それらを除く期間のみ
〔ユガ期〕と呼ぶが相応そうおうと 世の賢者らは申すなり
尚それぞれのユガ期では 個別のダルマ 奉ずなり



dharmas catus-pan manujan
krte samanuvartate
sa evanyesv adharmena
vyeti padena vardhata
11-21




クリタと呼ばるユガ期では ダルマは四本しほんの足を持ち
男性として完全な 姿で顕現したるなり
しかれども〔時〕移り行き 次なるユガに入るたび
アダルマ(不正義)徐々に侵蝕しんしょくし 四本しほんの足が次々と
消えゆくことになりぬべし


137

十一章 〔時〕の支配力


tri-lokya yuga-sahasram
bahir abrahmano dinam
tavaty eva nisa tata
yan nimilati visva-srk
11-22




この三界の外にある ブラフマー神の世界では
一マハユガ(4ユガ=432万年)の千倍(43億2000万年)
その一日(昼間)の長さなり おお思慮深きヴィドゥラよ
それと等しき長き間(43億2000万年)が ブラフマー神の夜なりき





nisavasana arabdho
loka-kalpo 'nuvartate
yavad dinam bhagavato
manun bhunjams catur-dasa
11-23




しかして夜が 終わり告げ ブラフマー神が目覚めると
宇宙が再び創始さる その昼の間(ブラフマー神の)連綿れんめん
十四人じゅうよったりのマヌ(人類の祖)たちが 順次統括とうかつされるなり







svam svam kalam manur bhunkte
sadhiham hy eka-saptatim
11-24



この昼の(1カルパ)其々それぞれの マヌが受け持つその〔時〕は
七十一の四ユガ(432万年×71)と 多少の時(約185万年)が加えらる
与えられたるこの期間(マンヴァンタラ) マヌは被造を繰り返し
それらすべてを統治せり








138

十一章 〔時〕の支配力


manvantaresu manavas
tad-vamsya rsayah surah
bhavanti caiva yugapat
suresas canu ye ca tan
11-25




マンヴァンタラが終わるなば そのマヌ達は消滅し
次のマヌ期の統括者とうかつしゃ 新たなマヌと一聯いちれん(縁ある)
子孫 聖者ら 神々と 神々のおさインドラが
おのが従者ら引き連れて 瞬時しゅんじに姿 現出げんしゅつ





esa dainan-dinah sargo
brahmas trailokya-vartanah
tiryan-nr-pitr-devanam
sambhavo yatra karmabhih
11-26




マヌが治めるこの三界かいは ブラフマー神の被造物
動物や人 先祖霊(ピトリ) そして多くの神々が
積みしカルマに相応そうおうし 輪廻転生する処






manvantaresu bhagavan
bibhrat sattvam sva-murtibhih
manv-adibhir idam visvam
avaty udita-paurusah
11-27




マヌがおさめるこの期間 主はサットヴァをになわれて
ヴィシュヌ神とて顕現し マヌをたすけて維持される

宇宙三神= ブラフマー (創造=ラジャス)
    ヴィシュヌ (維持=サットヴァ)
    シヴァ (破壊=タマス)







139

十一章 〔時〕の支配力


tamo-matram upadaya
pratisamruddha-vikramah
kalenanugatasesa
aste tusnim dinatyaye
11-28




やがて一日ひとひ(ブラフマー神の昼=1カルパ=43億2000万年)が終わる時
タマスの闇に覆われる
ブラフマー神はしかる後 すべての行為 縮収しゅくしゅう
静態せいたい(ブラフマー神の夜)に入られる
それらはすべて〔時〕の持つ 力にれる支配なり





tam evanv api dhiyante
loha bhur-adayas trayah
nisayam anuvrttayam
nirmukta-sasi-bhaskaram
11-29




〔時〕来たりなば太陽や月や 地から始まる三界(地・空・天)
総て消滅するならん 斯くて光は失われ
ブラフマー神の夜(1カルパ)の闇が 万象ばんしょうなべて包みこむ





tri-lokyam dahyamanayam
saktya sankarsanagnina
yanty usmana maharlokaj
janam bhrgv-adayo 'rditah
11-30




ブラフマー神の昼と夜 交代の時来たりなば
いかな様相ようそう ていするか つぶさに語り聞かすなん
サンカルシャナ(シェーシャ=下界に住む竜王)が発したる
炎によりて三界が 総て炎上したるなり
この三界の上に住む マハルローカのブリグら(聖仙)
その灼熱をのがれんと ジャナローカ(マハルローカの上界)へと避難せり




140

十一章 〔時〕の支配力


tavat tri-bhuvanam sadyah
kalpantaidhita-sindhavah
plavayanty utkatatopa-
canda-vateritormayah
11-31




斯くのごとくに三界が 終焉しゅうえんの時 迎えると
雷鳴強く鳴り響き 豪雨ごうう 激しく降りしきて
四面しめんに海が浸水す 水面みなもはうねり 波立ちて
炎え上がりたる三界を 一挙いっきょ水没すいぼつさせるなり





antah sa tasmin salila
aste 'nantasano harih
yoga-nidra-nimilaksah
stuyamano janalayaih
11-32




斯くて一日ひとひ(昼=1カルパ)が終わるなば 主は広大な海原うなばら
浮かぶシェーシャ(アナンタ=竜王の名)に横たわり
眼を閉じられて一時ひとときの 妙なる仮寝かりね 楽しまる
それをかこみて聖界(ジャナローカ)に 住む聖者らが高らかに
御主おんしゅ讃えてうたう詩の うま調しらべが流るなり





evam-vidhair aho-ratraih
kala-gatyopalaksitaih
apaksitam ivasyapi
paramayur vayah-satam
11-33




ブラフマー神の昼とが 〔時〕の力に支配され
斯くのごとくに過ぎ行きて 最も長き寿命持つ
ブラフマー神の一生の 百年間が過ぎるなり

ブラフマー神の一生(100年)=72,000カルパ(1カルパは432000万年)





141

十一章 〔時〕の支配力


yad ardham ayusas tasya
parardham abhidhiyate
purvah parardho 'pakranto
hy aparo 'dya pravartate
11-34




ブラフマー神の一生は 前期 後期に分割わけられて
夫々かくパラーダ(パラ・アルダ)と呼ばるなり 前期は既に過ぎ去りて
今現在は後半1.の アルダを吾等 生きるなり

1. ブラフマー神の一生(100歳)の後半
  我々は今、ブラフマー神の51歳の1日目の午前11時頃を生きている。
  それは〔野猪のカルパ〕と呼ばれ〔ヴァイヴァスヴァタ〕マヌ期にあたる。



purvasyadau parardhasya
brahmo nama mahan abhut
kalpo yatrabhavad brahma
sabda-brahmeti yam viduh
11-35




ブラフマー神が誕生し 前期のカルパ(100歳の第1日目)始まると
そのフリダヤで霊妙な ヴェーダの聖智(シャブダ・ブラフマン)響きたり
斯くて最初のカルパには 〔ブラフマカルパ〕の名を付けり






tasyaiva cante kaipo 'bhud
yam padmam abhicaksate
yad dharer nabhi-sarasa
asil loka-saroruham
11-36




〔ブラフマカルパ〕終焉しゅうえん
次のカルパは〔パードマ〕の 名前をりて名付けらる
このカルパにて至上主の ほぞの池から蓮花はすばな(パードマ)
宇宙の姿 象徴しょうちょうし 顕現せしをひょうしたり







142

十一章 〔時〕の支配力


ayam tu kathitah kalpo
dvitiyasyapi bharata
varaha iti vikhyato
yatrasic chukaro harih
11-37




おおヴィドゥラよ 現在は 後期パラーダ 一番目
野猪やちょのカルパ〕と呼ばるなり
そはこのカルパ 至上主が 野猪の姿に化身して
顕現されし故なりき





halo 'yam dvi-parardhakhyo
nimesa upacaryate
avyakrtasyanantasya
hy anader jagad-atmanah
11-38




斯くの如くにきた
二個のパラーダ(前・後期)寿命じゅみょう(ブラフマー神の一生)
始めが無くて終わり無き 不変不滅の至上主の
まばたき〕の間と 比喩ひゆされる





kalo 'yam paramanv-adir
dvi-parardhanta isvarah
naivesitum prabhur bhumna
isvaro dhama-maninam
11-39




極微ごくみの場(パラマーヌターム)からブラフマーの
二つのパラーダ(一生の前・後期)終わるまで
総て支配す〔時〕とても 至高の主には波及はきゅうせぬ
カーラが干渉かんしょうできるのは 肉体にくとらわるジーヴァのみ







143

十一章 〔時〕の支配力


viharaih sahito yuktair
visesadibhir avrtah
andakoso bahir ayam
pancasat-koti-vistrtah
11-40




純粋意識プルシャより 種子しゅしを受けたるプラクリティ
その子壺こつぼ(胎内)から生まれしは 卵形たまごがたした宇宙卵うちゅうらん(マハト・ブッディ)
このマハトより生じたる アハンカーラ(自我意識)が展開し
サットヴァ(心)ラジャス(10の器官)タマス(諸元素)なる
三つのグナの働きで 物質界(5億ヨージャナの広さを持つ)が顕現す
しこうしてこの(宇宙卵)外側は 七つの層が囲みたり



dasottaradhikair yatra
pravistah paramanuvat
laksyate 'ntar-gatas canye
kotiso hy anda-rasayah
11-41




この宇宙卵 囲みたる ななつの層はそれぞれの
内なる層の十倍の 厚さを持ちて覆いたり
これら宇宙が幾万と 集合したる大宇宙
一つの卵はさながらに 極微ごくみ(パラマーヌ)のごとく見ゆるなり




tad ahur aksaram brahma
sa rva-harana-haranam
visnor dhama param saksat
purusasya mahatmanah
11-42




斯く壮大な大宇宙 その一切いっさいの原因の
究極的な根原主 そを〔ブラフマン〕と人は言う
この御方おんかた永遠えいえんの 常世とこよに住まうヴィシュヌにて
不生不滅ふしょうふめつ常在じょうざいの 太初たいしょプルシャ(クリシュナ神)らせらる」



第十一章 終了

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